一年で一番日が長い日。

今年も一年で一番日の長い季節がやってきました。冬にはあっという間に日が沈み、一日があれよあれよと終わってしまうデンマークですが、夏時間になり日が延びてくると、とにかく一日が長くて、子供達をベットに入れるも、外がまだ明るいのでなかなか眠れません。ついつい夜更かしをしてしまう季節でもあります。

そんな中、夏至の風物詩、サンクトハンス祭が全国各地で行われました。
大きな公園や海岸沿い、キャンプ場などあらゆる場所で大規模な焚き火が行われます。昔は魔女狩りということで、本当に人を焼いたりもしたらしいのですが(恐ろしい…)、今は当然そんなことはなく、お人形などを代用して飾られています。

この時点でまだ21時半…明るいので、まだ火が点きません。夏至といえども日が陰ると、長時間外で待つのは寒いこともあり、小さな子供達はなかなか火を点けるまで待てず、途中で断念することも多かったのですが、今年は見たい!と頑張っていました。ヒンヤリ肌寒かったのに、雰囲気に負けて、ついアイスクリームを購入…やっぱり寒かったです。

そうこうしているうちに、火が点りました。一気に燃え上がり思わず“わ~!”歓声が上がります。

迫力がありますよね。少し距離を置いたところに立っていたのですが、熱気がドドッと押し寄せて、顔がほてってきました。日が完全に落ちてはいませんが、これはこれで美しい風景でした。

今回行った場所は海岸沿いだったので、公園などでイベントとして行われる場所と違い、自然に近い状態で焚き火を肌で感じました。
大きな公園などでは、夕方からイベントが始まり、バンドの演奏なども行われることが多いので、ピクニックの用意持参で、火が点されるまでの時間を楽しみます。夏至ならではのイベントで、恒例にされてる人も多いのではないでしょうか。

海岸沿いでしたので、ボートやカヌーに乗って海側からの景色を楽しむグループもいました。夏至祭が来ると、クリスマスまであと半年!、明日から日が短くなるんだよね…と冗談半分にネガティブなことをいう人も多く、夏休みがまだ始まっていないのに、夏のピークが過ぎたなんて!と焦ってしまう私ですが、ヒンヤリ涼しいデンマークの夏は夏至を境に変わるわけでもなく、この気候と上手く付き合って今年もいい夏を過ごしたいなあと思うのでした。

何はともあれ、もうすぐ夏休み。日はまだまだ長く、大人も子供も長い日照時間を楽しみます。チボリもかなり遅くまで営業しているし、夕食の後に公園に散歩に行ったり、サマーハウスに行ったり、畑の世話をしたり…アクティブな季節の到来です。

この季節の北欧はとても過ごしやすいのでおススメのシーズンですが、夏とは言え、夕方はヒンヤリのデンマーク。旅行の際には上着をお忘れなく。

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